DIYで余った木材ってどう捨てればいい?無料で回収してもらう方法はない?
最近ではホームセンターでも気軽に材料や道具が手に入るため、DIYを行う人が増えてきています。その時に問題になるのが、いらなくなった木材の処分ではないでしょうか?
今回の記事では、いらなくなった木材の処分方法についてご紹介します。処分方法を9つに分けて解説しており、それぞれの方法でかかる処分費用についてもご紹介いたします。
木材の処分に関するよくある質問もまとめておりますので、参考にしてみてください。
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木材を処分する9つの方法!
木材の処分方法を9つに分けてお伝えします。それぞれの方法のメリット・デメリットについても併せてご紹介しますので、条件に合わせて処分方法を選択してください。
解体して可燃ごみとして出す
30㎝以下に解体することができれば、一般の可燃ごみとして出すことが可能です。
可燃ごみとして出せれば処分費用はかかりません。
金属の金具や釘が付いている場合は、取り除いておきましょう。
自治体によっては、まとまった量は回収してもらえないこともあるため注意が必要です。
解体の際は、ケガなどに十分注意してください。
デメリット
- 大きさによっては解体する必要がある
- 釘を抜くなど手間がかかる
- 一度にまとめて処分できない
- ケガをする可能性がある
紹介したとおり、木材を可燃ゴミとして出す場合は、30cm以内に解体するのが目安ですが、各自治体によってその大きさに違いがあります。
一例として、いくつかの自治体の木材の解体目安の大きさを一覧表にしました。
地域別の木材の分別 |
世田谷区 |
可燃:50cm未満の長さ・10cm未満の太さの木材 |
横浜市 |
可燃:50cm未満 |
大阪市 |
普通ゴミ:30cm以下 |
福岡市 |
可燃 |
神戸市 |
可燃:50cm以下 |
浜松市 |
可燃:60cm未満の長さ、5cm未満の太さ |
自治体に粗大ごみとして回収してもらう
解体が難しい場合は、自治体に粗大ごみとして回収してもらう方法が確実です。自治体に大型ごみの回収の予約を入れ、指定日に指定の場所まで運んでおきます。
回収日まで1週間以上期間が空いてしまうことも多く、急いで処分したい場合は不向きです。引っ越しシーズンや年末年始は回収が1ヶ月以上先になることもありますので、余裕をもって処分の計画を立ててください。
自治体によって処分にかかる手数料は異なり、処分できる木材の大きさや分量にも差がありますので、事前に確認しておきましょう。
多くの自治体で180cm以上の大型の木材は回収不可となっていますので、その際は切断してから処分してもらう必要があります。
デメリット
- 回収の日程まで期間が空くことがある
- 運び出しが必要
- 180cmのものは基本的に回収不可
クリーンセンターに持ち込む
運び出しができるのであれば、直接クリーンセンターに持ち込むといった方法もおすすめです。直接持ち込む時もクリーンセンターに予約を入れ、指定された日に不要な木材を持って行きます。
自治体によってかかる費用や一度に持ち込める量は違いますので、事前に確認しておきましょう。直接持ち込みを行う方が手数料が安くなる地域もあります。
クリーンセンターに持ち込む場合も180cmを超えるものについては処分できない自治体が多いため、180cmを超えるのであればあらかじめ解体しておく必要があります。
メリット
- 比較的費用が安い
- 手数料が安くなる自治体もある
- 回収を依頼するより処分が速い
デメリット
- 運び出しが必要
- 一度に持ち込める量が決まっている
- 180㎝以上の木材は解体する必要がある
木材を回収してくれる業者に依頼する
木材を再利用してウッドチップを作っている業者などは、木材を回収してくれる場合があります。
ウッドチップにリサイクルされ、ガーデニング用品や防カビ材などの新たな用途に使用する品へと生まれ変わります。
全国的にそこまで多くはないですが、お近くにある場合は一度問い合わせてみてください。
デメリット
- 回収してくれる業者が少ない
- 引き取ってくれる木材の種類が限られている
ウッドチップにリサイクルされる木材は、次の通りです。処分する木材の種類を確かめてから、回収を依頼しましょう。
建築用木材なら建材買取業者に依頼できる
建築用の木材を処分したいのであれば、建材買取業者に依頼すれば実質無料で処分できます。
持ち込みはもちろん、引き取りに対応している建材買取もあります。未使用の木材であれば買取してもらえる可能性があるので、検討してみましょう。
そのほかの建築用の材料があれば買い取りしてもらえますが、大きさや重さがある材料が多いので運搬時は怪我や転倒の恐れがあります。ご自分で木材を運ぶときは細心の注意を払いましょう。
メリット
- 未使用木材は買取してくれる可能性
- 実質無料で処分できる
デメリット
- サイズが大きく運搬時に怪我や転倒のリスク
- 建築用木材が中心で小さな木材は対象外
フリマアプリやネットオークションで売却する
比較的大きさがありキレイな木材であれば、DIYをする人に向けてラクマやメルカリなどフリマアプリや、ヤフオクなどのネットオークションで売却することができます。
売却することができれば、収入を得ることになりますのでおすすめです。売却価格についても、ある程度自由に決めることができます。
DIYで人気の木材でないと買い手が見つかりにくいので、その点はご注意ください。
売れる可能性が高い木材は、次の通りです。
売れる可能性が高い木材
- マホガニー
- ローズウッド
- ケヤキ
- ヨーロピアンウォールナット
ジモティーのような地域密着型の不用品譲渡サービスを利用して、無料で引き取ってくれる相手を探すのもおすすめです。
メリット
- 売却できれば収入になる
- 譲渡できる相手が見つかれば無料で処分できる
デメリット
- 木材の種類によっては売れない
- 出品や交渉、発送などに手間がかかる
- すぐに処分したい時には不向き
ジモティーで譲る
DIYを趣味にしてる方も多く、木材は意外と引き取り手があります。ネットの掲示板などを活用し、引き取り手を探すという方法もあります。
ジモティーなど地域の不用品譲渡サービスを活用すれば、無料で受け取りたいという方を探すことができます。
お住まいの近くで取引相手が見つかれば、送料などもかかりません。
デメリット
- 交渉の手間がかかる
- すぐに引き取り手が見つかるとはかからない
リメイクして再利用する
処分したい木材の状態が比較的によい場合は、処分せずにリメイクすれば再利用できます。
木材を均等な長さにカットしウッドシェルフとして再利用する人や、ガーデニング用品やキッチン用品へとリメイクする人もいます。
お気に入りの塗料でカラーリングすればおしゃれな家具へと変身します。
思い入れがある家具や木材で処分を迷っている場合は、リメイクして処分しない方法も検討してみましょう。
デメリット
- DIYの道具や知識が必要
- リメイクに時間や手間がかかる
不用品回収業者に引き取りを依頼する
運び出しや解体も難しく処分するしかないような木材の場合は、不用品回収業者に依頼しましょう。大量に処分したい木材がある時でも対応してもらえます。
即日対応可能な業者も多いため、急いで処分したいという方にもおすすめです。他にも処分したいものがあれば、一緒に処分してもらえます。
不用品回収業者である日本不用品回収センターが回収した木材の例です。
メリット
- 即日対応してくれる業者も多い
- 運び出しをしなくてもいい
- 一度に大量に処分できる
- 解体などの手間がいらない
悪徳業者にご注意ください!
不用品回収業者は数多くありますが、中には法外な費用を請求する悪質な業者が紛れています。安い料金につられて依頼すると、後でトラブルになることもあります。
自治体から許可を得て運営している業者は、「一般廃棄物収集運搬許可」や「古物商許可」を取得しています。
依頼する前に「一般廃棄物収集運搬許可」もしくは「古物商許可」を取得して運営している業者かどうか、事前に確認しましょう。
木材の処分にかかる費用は?
木材の処分にかかる費用は、処分方法によって違いがあります。方法別にかかる費用をまとめていますので、処分する際は参考にしてください。
自治体に粗大ごみとして回収してもらう
自治体で大型ごみとして回収してもらうと、費用が比較的安くすみます。
自治体によって回収してくれる木材の大きさは異なり、ほとんどの自治体で180㎝を超えるものについては回収してもらえません。
180㎝を超える場合は事前に解体しておく必要があります。一度に処分できる分量も決まっていますので、大量に処分したい木材があるなら複数回に分けることになります。
木材を自治体の粗大ゴミで出す時にかかる費用 |
新宿区 |
400円(10㎏以下) |
※長さが180㎝以下かつ直径が30cm以下の棒状のもの
※板状のものも180×90㎝以上のものは引き取り不可 |
板橋区 |
板類:(ベニヤ板など):400円 |
1畳サイズの大きさまで |
練馬区 |
板類:400円
※持ち込みの場合は200円 |
180㎝以上のものは引き取り不可 |
江戸川区 |
板類:400円
※持ち込みの場合は無料 |
長辺が50㎝以下は4枚まで
長辺が100㎝以下は2枚まで
長辺が180㎝は1枚まで |
台東区 |
板類:400円 |
対角1m以下は5枚まで
180㎝以上は引き取り不可 |
クリーンセンターに持ち込む
ご自身で運び出しできるのであれば、直接クリーンセンターへ持ち込むといった方法もあります。
持ち込みをする場合も、事前に申し込みを行いましょう。1度に持ち込める粗大ごみの分量は決まっているため、お住まいの自治体のホームページを確認した上で持ち込みましょう。
直接持ち込みを行う場合でも、180㎝以上のものに関しては引き取り不可となりますのでご注意ください。直接持ち込みを行うことで、手数料が割引になる自治体もあります。
東京都大田区の場合 |
持ち込み時間 |
月~金:午後1時~4時
土・日・祝:午前9時~午後4時 |
持ち込める量 |
1度に10個まで |
手数料 |
板類:300円 |
注意事項 |
短辺と長辺の長さの合計が135㎝以下のものも5枚まで |
不用品回収業者に引き取りを依頼する
不用品回収業者によって引き取りにかかる費用は異なります。複数の業者から見積もりをとり、条件に合ったところを選ぶようにしましょう。
あまり安い料金の場合は悪徳業者の可能性が高く、後にトラブルとなる可能性があるのでご注意ください。「一般廃棄物収集運搬許可」もしくは「古物商許可」を取得して運営しているかどうか、事前にホームページなどで確認しておきましょう。
【シーン別】おすすめの木材の処分方法!
おすすめの処分方法は、状況や処分したい木材の量によって異なります。シーンに合わせたおすすめの処分方法をご紹介いたします。
大量に処分したい時はどうしたらいい?
お近くに木材を加工している業者があれば、引き取ってもらいましょう。木材加工業者に持って行くと木材チップや木材ペレットに加工されるため、環境にも優しい処分方法と言えます。
お近くに加工業者がない場合は、自身での運び出しが必要ですが、ごみ処理センターに直接持ち込んで処分する方法もあります。
急いで処分しないという場合は、複数回に分けて可燃ごみの日に出すと費用はかかりません。
不用品回収業者であれば、大量の木材も一度に引き取ってもらえます。他にも処分したいものがある場合は、一緒に回収してもらいましょう。
大量の木材を処分する方法
- 木材加工業者に引き取ってもらう
- 直接クリーンセンターに持ち込む
- 不用品回収業者に依頼する
- 複数回に分けて処分する
持ち込みが難しい時はどの処分方法がおすすめ?
不用品回収業者に依頼すると、自宅まで引き取りに来てもらえます。費用は掛かりますが、即日対応可能な業者も多いため急いで処分したい時も頼りになります。
費用をかけたくない、急いでいないという時は、複数回に分けて処分してください。
ホームセンターでは工具をレンタルできる
大きい木材も小さく解体できれば持ち込みやすくなります。30cm以下にカットすることで、可燃ごみの日に出すことも可能です。難しいように感じますが、電動のこぎりを使用すれば意外と簡単にカットできます。
島忠ホームズやカインズホームなどのホームセンターでは工具の貸し出しも行っています。
比較的安価で利用できる店舗もありますので、大きい木材の処分にお困りの際は利用してみてください。
工具のレンタル費用 |
カインズホーム |
丸ノコ |
1泊2日 500円 |
電動のこぎり |
1泊2日 1,500円 |
島忠ホームズ |
電動のこぎり・丸ノコ |
1泊 330円
(※先端工具は別売り) |
ビバホーム |
丸ノコ |
1泊 330円 |
電動のこぎり |
1泊 550円 |
電動工具は、使用方法がわかっていることが前提での貸し出しとなります。事故のないよう、十分注意して使用してください。
ホームセンターでは木材を回収している?
大手ホームセンターはカインズ、コーナン、コメリなどのメーカーが有名ですが、木材の持ち込み回収サービスについてはどの店舗も行っていません。
不用品に関しては同等製品を購入した場合に限り回収しており、例外的なケースとして、コーナンではウッドデッキのみ回収対応しています。
また、購入した板を店舗でカットしてもらうサービスを利用した場合は、不要な端材については回収してもらえる一方で、持ち込んだ板の回収などはできません。
具体的に店舗別のケースを解説します。
カインズは回収に対応していない
カインズでは「不用品の無料引き取りサービス」を行っていますが、残念ながら木材の回収には対応していません。
無料引き取りに対応している回収可能なものについては、主に次のようなものがあります。
カインズの無料回収品の一例
- カーバッテリー
- ガステーブル
- 石油暖房器具
- 自転車
- バーベキューコンロ
- 電子レンジ
- 照明器具
- 扇風機
- 炊飯器など
参考:カインズ 無料引き取りサービス(店舗持込)
家電も一部含まれますが、エアコンや冷蔵庫などの家電リサイクル商品については引き取ってもらえません。
また、無料サービスで引取可能な商品についても、対象商品をカインズで購入することが前提となっています。
コーナンでは回収に対応していない
コーナンも木材の引取りサービスは基本的に行っていません。
例外的に、木材を回収してくれる可能性があるケースは次の2パターンのみです。
- ウッドデッキの解体によって発生したデッキ材を回収
- 木材カットやセルフ工房でカット後の端材を回収
参考:コーナン 無料引き取りサービス
コーナンには「お買い上げ商品に付き同等商品を1点だけ無料引き取り」というサービスがあります。
回収可能な項目の中に「デッキ材」が含まれており、コーナンでデッキを購入した場合のみ不要になったデッキ材を回収してくれるというわけです。
もう一例は、コーナンで購入した板を店舗の木材カットコーナーなどでカットしてもらい、余った端材の木材分は無料で引き取ってもらえるというケースです。
この場合も、あくまでも店舗で購入した板のみが対象で、持ち込みでの木材回収はできません。
コメリでは回収に対応していない
コメリに関しても木材の回収サービスには応じていません。
コメリにて商品を購入時にのみ、同等製品を引き取ってもらえますが、対象商品は以下のような内容で木材は含まれていません。
コメリの無料回収商品の一例
- エンジンチェーンソー
- 発電機
- エンジン刈払機
- 物干し台/物干し竿
- 鍋/フライパン
- ガステーブル
- 電子レンジ
- トースター
- ビルトインコンロ
参考:コメリのサービス一覧
カインズやコーナンと比べると、発電機などの専門的な機材の回収内容は増えていますが、ウッドデッキ材などには対応しておらず、木材も回収不可能です。
コメリも店舗内での木材カットサービスを実施している店舗がありますが、購入した板の端材の回収のみですので注意しましょう。
木材・木くずを持ち込みできる処分場とは?
木材や木くずを持ち込むことができる処分場や業者には、次のようなところがあります。
例えば、造園所であれば木の剪定などで排出する、大量の木くずの引き取りに対応しており、リサイクルセンターであれば、リサイクル可能な木材全般の回収を行っています。
産業廃棄物回収業者は、主に事業用で排出された木材を処分してくれる業者で、それぞれに特徴があります。
造園所
観葉植物や植木の伐採によって発生した木材や木くずは、造園所に回収を依頼できます。
サービス内容は業者によって様々で、例えば今すぐ不用品回収を依頼する木の剪定と併せて行ってくれる業者や、回収用の車両を手配し、回収作業のみ対応してくれる業者もあります。
木の剪定に必要な費用は、3メートル未満の木で約3,000円〜9,000円程度、オプション扱いの回収費用は同条件の木で3,000円〜5,000円ほどです。
これらを、木の選定も併せた回収費用は、6,000円〜14,000円の価格帯になります。
剪定は行わずに少量サイズの木材を引き取ってもらう場合、軽トラックサイズの量で8,000円程が必要です。
金額には、積み込み作業、運搬費用、処理費用などが含まれています。
リサイクルセンター
不要な木材を「リサイクル材」として再生するリサイクルセンターでは、木材の回収を行っているところがあります。
リサイクルする目的の木材回収のため、受け付け可能な木材には、いくつかの条件が指定されています。
受け入れる木材の一例
- 着色や腐食がない柱や梁材
- 大きな汚れのついていない梱包材
- 板材、合板、ベニヤ、フローリング材などの木くず
- 枝打ちされたある程度の太さがある木の幹
- 土や砂利のついていない木の根
参考:枚方リサイクルセンター
リサイクルセンターの仕事は「リサイクル業務」が中心のため、回収してもらうには事前予約が必要です。
必要な料金などは木材の量や種類によって変動し、都度見積もりが必要になります。
回収して欲しい木材の量が多い場合には、リサイクルセンターで回収してもらう方法を検討してみると良いでしょう。
産業廃棄物回収業者
主に事業用で排出した木材については「産業廃棄物扱い」となるため、産業廃棄物業者に回収を依頼する形になります。
例えば、事業で排出される木材には次のようなものがあります。
事業用の木くずの種類
- 建築などによって発生した木くず
- 木材製造によって出た木くず
- 物流で使用した不要な木製パレット
木くずの処分費用は、全体の重さで計算する方法と、容量(m³)で計算する方法の2パターンです。
おおよその相場は、重さで換算する場合は1kgあたり20〜50円程度、容量で換算する場合なら1㎥あたり5,000円〜10,000円ほどが必要です。
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木材を処分する時の注意点
木材を処分する場合は、下記のようなことに注意してください。
釘などの金属は取り除いておく
釘や金属の部品などが木材に残っている場合は、あらかじめ取り除くようにしましょう。
釘などが残っている場合は処分費用が上がる可能性もあり、業者によっては回収してくれない恐れもあります。
ただし、不用品業者によっては、釘やネジがついた状態でもそのままで回収してくれるところもあります。
木材を使った家具を自分で解体した場合など、どうしても抜けない釘やネジが残ってしまうケースもあるため、まずは不用品業者に相談してみるのがおすすめです。
燃やして処分するのは違反の可能性もある
手っ取り早く燃やしてしまえば処分できると考える方もいらっしゃいますが、燃やす場所によっては法律違反です。
火事の原因となる危険性や、有毒なガスが出る可能性もあるため燃やして処分するのはやめてください。
木材の保存方法
リサイクルショップで売却する場合や、ジモティーで人に譲る予定であれば、木材の保存方法に気を付けましょう。
屋外に放置していて雨風に晒されてしまうと、カビが生えてしまう恐れもありますし、直射日光が当たってしまうと乾燥して反り返ってしまいます。
木材が接触していると湿気がこもりカビが生えやすいため、木材同士が重ならないように立てかけて保存しておくのがおすすめです。雨風を避けられる風通しの良い場所で、直射日光を避けて保存してください。
一箇所でもカビが生えてしまうと、他の箇所にも移り範囲が広がってしまいます。カビが生えてしまった場合はすぐに取り除くようにし、被害をなるべく抑えるようにしましょう。
木材の処分に関するよくある質問
いらなくなった木材の処分に関するよくある質問についてまとめました。木材の処分を検討している方は、参考にしてみてください。
木材の処分に関するよくある質問
- 大量の木材を処分するならどうする?
- 木材を無料で処分する方法はあるの?
- MDFを廃棄する方法は?
- 薪を廃棄する方法は?
大量の木材を処分するならどうする?
自治体の大型ごみの回収などは、一度に回収できる分量が決まっています。
大量の木材を処分したい場合は、複数回に分けて処分する必要があります。
急ぎで処分したい場合は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
不用品回収業者であれば一度に大量の木材を回収してもらえます。
木材を無料で処分する方法はあるの?
木材を無料で処分する方法としては、可燃ごみとして出す方法があります。
30㎝以下に解体することができれば、一般のごみとして出すことが可能です。
お近くに木材を加工している業者があれば、引き取りを依頼してみるといった方法もあります。
ジモティーなどの不用品譲渡サービスを利用して引き取り手を探すのもおすすめです。
木材を無料で処分する方法
- 30㎝以下に解体して可燃ごみとして出す
- 木材を加工している業者に引き取りを依頼する
- ジモティーなど地元密着型の不用品譲渡サービスで引き取りてを探す
MDFを廃棄する方法は?
カラーボックスなどご家庭によくある家具に使用されているMDFは、木材の原料を線維化して板状にしたものです。素材としては他の木材と変わりありませんので、他の木材と同じように処分しても問題ありません。
30㎝以下のものであれば、燃えるゴミの日に出せば無料で処分できます。30㎝以上あるものなら、30㎝以下にカットして燃えるゴミの日に出す、もしくは大型ごみとして回収を依頼しましょう。
薪を廃棄する方法は?
他の木材と同様、薪も燃えるごみとして処分することが可能です。簡単な処分方法としては薪として燃やしてしまう方法もありますが、キャンプ場によっては直火禁止など規定が設けられているところも多いため、焚火OKのキャンプ場を選びましょう。
庭先で燃やしてしまうと臭いがきついため、近隣の迷惑になります。キャンプをする方や薪ストーブを使用している方が知り合いにいれば、必要としている方に引き取ってもらうのがおすすめです。
知人に薪を必要としている方がいなければ、ネットで探すという方法もあります。ジモティーなど地域の不用品譲渡サービスを利用する方法もありますし、薪を必要としている人と譲りたい人をつなぐ「薪市場」などもあります。
湿気てしまうと薪として使用できませんので、風通しが良く雨に濡れない場所に保管してください。
薪を処分する方法
- 燃えるごみの日に出す
- 焚火OKのキャンプ場で燃やしてしまう
- ジモティーや薪市場で薪を必要としている人を探す
まとめ|木材を処分する方法
この記事では、木材を処分する方法について解説いたしました。
DIYとして人気の木材やキレイな状態の物であれば、フリマアプリやネットオークションで売却することで収入になります。
30㎝以下に解体することができれば、可燃ごみの日に出すことができます。可燃ごみとして出せば、処分に費用は掛かりません。
解体が難しければ、自治体に大型ごみとして回収してもらう方法が比較的費用が安くすむのでおすすめです。
運び出しが難しい場合や一度に大量の木材を処分したい場合、もしくは急いで処分したいのであれば不用品回収業者に処分を依頼しましょう。
状況に合わせて、ご都合の良い処分方法を選択してください。
執筆者