使いたいスペースに合わせて大きさや段数を選べて便利なスチールラックですが、必要なくなった時の処分方法がわからず困ってしまう方も多いでしょう。今回の記事では、スチールラックの捨て方を6つの方法別にご紹介します。
それぞれの捨て方にかかる費用や、メリット・デメリットについてまとめていますので、スチールラックを処分したい時は参考にしてください。
この記事を読んでわかること
- スチールラックを解体して処分するのは手間がかかる
- 解体中に怪我をしたり、建物を傷つける可能性もある
- 手間なく簡単に処分するなら不用品回収業者がおすすめ
- 日本不用品回収センターなら最短即日で回収可能!
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スチールラックを処分する方法6選
スチールラックを処分する方法を6つに分けてご紹介いたします。それぞれのメリット・デメリットについてもまとめました。
不燃ごみとして出す
小型サイズのものなど、分解して30㎝以下になる場合は、自治体で不燃ごみとして出すことができます。
支柱はほとんどのものが30cm以上になるので、棚板のみ30㎝以下の場合は棚板だけを不燃ごみとして出し、支柱のみ大型ごみとして回収してもらう方法もあります。
ラックが錆び付いたり曲がったりしてしまい解体が困難な場合は、棚板が動かせず外せない状態になることも少なくありません。
無理やり外そうとするとケガをする恐れもありますので、無理に解体せず大型ごみの回収や不用品回収業者などそのまま処分できる方法を選択しましょう。
自治体に大型ごみとして回収してもらう
多くの自治体では、大型ごみとして回収しています。
お住いの自治体にスチールラックの回収を申し込み、指定された日時に必要な金額分のごみ処理を貼り付けておいておきます。
指定の日時までは、通常であれば1~2週間です。年末年始や引越しシーズンなど、大型ごみの回収を依頼する人が多い時期は1ヶ月以上待たされることもありますので、急ぎでの処分には不向きです。
費用は比較的安価ですが、指定の場所までは自身で運び出す必要がありますので、分解せずに処分する場合は運搬方法も考えておきましょう。
デメリット
- 運び出しが必要
- 指定の日時まで期間が空くことがある
販売店に引き取りを依頼する
新規で新しい家具を購入する場合に限り、古い家具の引き取りサービスを行っている家具販売店が多数あります。
店舗によって引き取りの条件は異なりますので、新しいラックの購入を検討している方は事前に販売店に確認しておきましょう。
ニトリの場合は、スチールラックのような組み立て家具の場合、「組み立てサービス」の申し込みを行わないと古いラックの引き取りを行ってもらえません。
デメリット
- 新規でラックを購入する場合に限る
- 店舗によって引き取り条件が異なる
(※スチールラックは対象外のケースもある)
リサイクルショップで売却する
傷や汚れが少なくまだ使用できる状態であれば、リサイクルショップで売却することができます。
運搬が難しければ、出張費0円で査定を行ってくれるショップもありますので、出張査定サービスを活用しましょう。
錆びているものや、曲がっているものなど状態の悪いものは売却できません。
メリット
- 収入になる
- 出張査定を利用すれば運び出しの心配もなし
デメリット
- キレイな状態のものでないと売却は難しい
- 遠方であれば出張査定を利用できない
フリマアプリやネットオークションを利用する
売却する方法としては、フリマアプリやネットオークションを利用する方法もあります。
大型のものは配送料が高くなってしまいますが、「リサイクルショップが近くにない」「思っていたよりも査定がかなり低かった」といった時に便利です。
ラクマやメルカリであれば、自分の好きな価格を設定することができます。リサイクルショップであれば即日換金してもらえますが、アプリを利用して売却するのであれば発送後、相手の手元に商品が届いてからとなります。
写真撮影や交渉、梱包などの手間もかかりますので、急いで処分したい場合には不向きです。
デメリット
- 売れるまでに時間がかかる
- 商品ページ作成、交渉、梱包、発送手続きなど手間がかかる
不用品回収業者に依頼する
運び出しができない時やなるべく早く処分したいのであれば、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
即日対応してくれるところもあり、急ぎでの処分にも向いています。「トラック積み放題プラン」や「定額パック制」を取り入れている業者もありますので、スチールラックの他にも不用品があればまとめて処分してもらいましょう。
悪徳業者に注意!
数ある不用品回収業者の中には、悪質な業者が潜んでいる可能性があります。安い料金につられて依頼すると、後にトラブルに不法投棄などのトラブルに巻き込まれることがあります。
トラックに積み込んでから法外な料金を請求するケースも存在しますので、依頼する前に自治体の許可を得て運営しているかどうかチェックしておきましょう。
自治体の許可を得ているところは「一般廃棄物処理業許可」または「古物商許可」を取得しており、ホームページ等で確認することができます。
事前に見積もりを取って内訳に不明瞭な点がないか確認したり、口コミをチェックしたりすることも大切です。
悪徳業者を避ける方法
- 「一般廃棄物処理業許可」もしくは「古物商許可」を得ているか確認する
- ネットで口コミ・評判をチェックする
- 事前に見積もりを取り、内訳に不明瞭な点がないか確認する
スチールラックとメタルラックの処分方法に違いはある?
スチールラックやメタルラックの重さや大きさよって処分方法が変わりますが、おおむね捨て方に違いはありません。
メタルラックとは、株式会社アイリスオーヤマが商標登録しているメタル(銅)製のラック(棚)です。ゆえに、メタルラックといえばアイリスオーヤマ製の商品を意味します。
商標として登録されているがゆえ、他社では「メタル製ラック」「金属製ラック」といった似た名称で販売しています。
メタル製のラックは、網状の棚板が付属している形状が多くパイプをつなぎ合わせて高さを作ります。対して、スチールラックには網状になっていない棚板を付け外して使える形状が多く、事務所や作業場など会社でも幅広く利用されています。
スチールラックの処分にかかる費用は?
スチールラックを処分する時にかかる費用について、それぞれの処分方法別に必要な費用をまとめました。
スチールラックの処分方法に迷っている場合は、ぜひ参考にしてください。
自治体に大型ごみとして回収してもらう
お住いの自治体によってスチールラックの回収費用は異なります。大きさによっても費用は大きく異なりますので、あらかじめサイズを測っておくようにしましょう。
一部の自治体では、直接クリーンセンターに持ち込みを行うと費用が安くなる場合もあります。
持ち込みが可能であれば検討してみてください。一部の東京都の区でかかるスチールラックの処分費用についてまとめましたので、目安として参考にしてください。
スチールラックの処分費用 |
板橋区・荒川区・足立区・台東区など |
高さと幅の合計が135㎝以下 400円
高さと幅の合計が180㎝以下 800円
高さと幅の合計が270㎝以下 1,200円
高さと幅の合計が360㎝以下 2,000円
高さと幅の合計が360㎝以上 2,800円 |
持ち込みによる割引サービスなし |
江戸川区 |
高さと幅の合計が135㎝以下 400円
高さと幅の合計が180㎝以下 800円
高さと幅の合計が270㎝以下 1,200円
高さと幅の合計が360㎝以下 2,000円
高さと幅の合計が360㎝以上 2,800円 |
※持ち込みの場合それぞれ 0円
400円
800円
1,200円
2,000円 |
練馬区 |
長い2辺の合計が180㎝以下 400円
長い2辺の合計が180~270㎝ 1200円
長い2辺の合計が270㎝以上 2,000円 |
※持ち込みで手数料半額 |
杉並区 |
高さ・奥行きの合計が180㎝未満 400円
高さ・奥行きの合計が180~225㎝未満 800円
高さ・奥行きの合計が255~315㎝未満 1,200円
高さ・奥行きの合計が315~405㎝未満 2,000円
高さ・奥行きの合計が405以上 2,800円 |
※持ち込みの場合はすべて手数料400円 |
販売店に引き取りを依頼する
新規でラックを購入するのであれば、販売店の引き取りサービスが利用できます。
家具販売店で引き取りサービスの利用料は、下記の通りです。
販売店によって利用料だけでなく引き取りの条件も異なりますので、引き取りサービスの利用を視野に入れて購入する際は対象となるか事前に店舗に確認しておきましょう。
スチールラックの引き取り費用と条件 |
ニトリ |
4,400円 |
購入した家具と同量または同容量であれば引き取り可
※組み立て家具は対象外のため、購入したラックが組み立て式であれば「組み立てサービス」(別途2,200円)を利用した場合のみ利用可 |
東京インテリア |
小型家具:2,000円
中型家具:3,000円
大型家具:4000円 |
購入した家具と同等・同数であれば引き取り可
(幅+丈+奥行)=200㎝未満は小型家具、200㎝以上300㎝未満が中型家具、300㎝以上が大型家具に分類 |
無印良品 |
3,000円 |
購入商品と「同種」かつ「同数」を引き取り
※開梱設置、組み立てサービス等の作業が発生する商品のみ |
ベルメゾンネット |
無料 |
対象商品に限り41,800円以上購入し、大型商品発送を依頼した場合(送料7,150円)
購入した家具と同種であれば同数引き取り可 |
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼する場合の処分費用はおよそ5,000~10,000円ほどです。大きさや状態によって処分費用は異なります。
解体せず引き取りを依頼する場合は費用が高くなる場合もありますが、無理な分解は事故につながりますので、無理をせず任せましょう。
業者によってもかかる費用は異なりますので、無料見積もりを利用して2~3社から相見積もりを取り、比較して依頼するところを検討するのがおすすめです。
自治体によってスチールラックの処分方法が異なる
スチールラックを処分する方法の事例として、いくつかの自治体の処分方法を紹介します。
ほとんどの場合は「粗大ごみ」として回収してもらう形ですが、一部自治体では「持ち込み」による無料処分にも対応しています。
大阪市のスチールラックの捨て方
大阪市でスチールラックを捨てる場合、大阪市の品目収集区分一覧表を参考にすると「スチール棚」として分類されており、ゴミの扱いは「粗大ゴミ」となります。
粗大ゴミとして処理するには、インターネットにて「大阪市粗大ゴミ収集受付システム」で手続きするか、固定電話(0120-79-0053)に連絡するかいずれかの方法です。
粗大ゴミとしてのスチールラックの収集基本料金は1つ1,000円ですが、大きさにより値段が異なるため申込み時に確認するようにしてください。
足立区のスチールラックの捨て方
足立区でスチールラックの取扱について、30cm角以上のものは粗大ゴミ扱いになり収集に1つ400円必要です。
申込みはインターネットにて粗大ごみ受付センターで予約する方法と、同センターの番号(03-6747-5100)に電話予約する方法があります。
また収集ではなく「持ち込み」にも対応しており収集費用は必要ありません。
持ち込みの際も事前に粗大ごみ受付センターに事前予約が必要で以下のような制限もあります。
足立区の粗大ゴミ持ち込みルール
- 1回あたり10個まで
- 1世帯あたり年2回まで
- 足立区に在住
いくつかルールはあるものの、処分費用を抑えられるため検討してみても良いでしょう。
横浜市のスチールラックの捨て方
横浜市でスチールラックを捨てる場合は30cm以上のものは粗大ゴミ扱い、それ以下の場合「小さな金属類」に分類され缶やペットボトルと同じ週1回の回収で捨てられます。
粗大ゴミ費用は「その他のもの」として金属製品30cm以上に分類され、1つあたり200円の回収費用が必要です。
粗大ゴミの申込みは横浜市の「粗大ごみの申込み」ページよりインターネット・チャット・LINEと3つの方法で24時間予約できます。
電話で予約する場合は、0570-200-530より受付可能です。
京都市のスチールラックの捨て方
京都市でのスチールラックの分類は最長部分が30cmを超えるものに関しては「大型ごみ」扱いです。
名称は「大型ごみ」ですが、取り扱いは他県の粗大ごみと同様のもので、予約して粗大ごみ処理手数料券を購入しゴミを出すという一般的な流れとなります。
手数料は大きさによって変わり、400円〜3,200円の料金が必要です。
予約方法は「京都市大型ごみ・持込ごみインターネット受付」にてインターネットで予約するか、フリーダイヤル0120-100-530にて電話予約する方法があります。
スチールラックを分解・解体して処分する際の注意点
スチールラックを不燃ごみや粗大ごみに出すには解体する必要があるでしょう。工具を使い慣れていなかったり、力作業が苦手だったりすると意外と手間がかかります。
処分するときに慌てることがないように、気をつけたいポイントをチェックしておきましょう。
錆びていたり歪んでいるスチールラックを解体するのは危険
壊れかけているスチールラックを解体するのは大変危険です。解体作業中に倒れたり、パーツが外れて落下したりするかもしれません。
また、通常のスチールラックに比べて、解体中に手や指を怪我してしまう恐れも高いため自身で解体しない方が良いでしょう。
スチールラックのサイズによっては専用工具が必要
大型のスチールラックを解体するときは専用の工具が必要です。普通のドライバーやレンチで解体すると時間がかかります。
1,000円程度で売られているパイプカッターを使用すると、30cm程度の大きさにカットできますが、大型のスチールラックはパーツも多く、怪我をするリスクもあります。
そのため、工具の扱いに慣れていない方は業者に依頼するのがおすすめです。
スチールラックを分解しても粗大ごみになる自治体もある
解体する前のサイズで粗大ごみに該当する不用品は、粗大ごみとして処分するように決められている自治体もあります。スチールラックを解体しても、不燃ごみに出せなかったら時間を無駄にしてしまいますよね。
ごみの分別やルールは自治体ごとに決められています。自治体で処分される方は、解体し始める前にまずごみの分別を調べておきましょう。
スチールラックの処分なら日本不用品回収センターにお任せ
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スチールラックの処分に関するよくある質問
スチールラックの処分についてよくある質問をまとめました。
処分について疑問がある方は参考にしてください。
スチールラックは分解すれば不燃ごみとして捨てられる?
スチールラックの部品をばらして、30㎝以下になるのであれば不燃ごみとして出すことができます。金属部分もカットすることができれば不燃ごみとして出せますが、専用の道具が必要ですし危険が伴うためおすすめではありません。
あくまで部品として解体できる範囲でとどめておくのが良いでしょう。錆び付いたり曲がったりしている場合、部品の解体も難しくなります。
無理な分解は事故を招く恐れがありますので無理やり外そうとせず、大型ごみの回収や不用品回収業者への依頼など、そのまま処分できる方法を選択してください。
スチールラックを無料で処分する方法はある?
30㎝以下に解体できれば、不燃ごみとして出せるため無料で処分できます。
まだ使用できる状態であれば、リサイクルショップやフリマアプリで売却すれば費用がかからないだけでなく、利益を得ることもできるのでおすすめです。
なかなか売れないといった場合は、譲渡する相手を見つけることができれば0円で手放すことができます。
知人にスチールラックを必要とする方がいなければ、ジモティのような地域密着型の不用品譲渡サービスを利用してみましょう。
スチールラックを無料で処分する方法
- 30㎝以下に分解できるなら不燃ごみとして出す
- リサイクルショップやフリマアプリで売却する
- ジモティーなどを利用して譲渡する
スチールラックを分解できない場合はどうしたらいい?
使用する場所によってはサビてしまったり、曲がってしまったりしてパーツを分解できないことがあります。無理やり外そうとするとケガをする恐れもありますので、分解せずに処分できる方法を選択しましょう。
自治体の大型ごみ回収や不用品回収業者に依頼する場合は、分解しなくても引き取ってもらえます。
まとめ|スチールラックを処分する方法
スチールラックを処分する方法についてご紹介いたしました。まだ使用できる状態であれば、リサイクルショップやフリマアプリを利用して売却するのがおすすめです。
新しいラックの購入を予定しているなら、家具販売店の引き取りサービスを利用すると手間が少なくすみます。
一番確実な処分方法は、自治体の大型ごみとして回収してもらう方法で、費用も比較的安価です。
「運び出しが難しい」「急いで処分したい」という方には不用品回収業者に引き取りを依頼しましょう。ご都合や状況に合わせて、より良い処分方法を選択してください。
執筆者