バイクのタイヤを交換した際、悩みの種になるのが古いタイヤの処分です。粗大ゴミとして収集していない自治体が多いため「どうやって捨てて良いのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
今回は、バイクのタイヤを処分する方法を6つに分けて解説します。方法別の処分費用についてもご紹介しますので、バイクのタイヤの処分について悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
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バイクのタイヤは自治体でゴミとして出せない自治体が多い
自治体によってゴミとして収集していない品目は異なりますが、バイクや車のタイヤは環境省が適正処理困難物に指定しており、収集している自治体はほとんどありません。集積場所に出しても回収されず残された状態になりますのでご注意ください。
ごく一部回収を受け付けている自治体もあり、そちらについては「自治体で処分する」で解説しています。
カッターで細かく粉砕して一般ゴミとして出すといった方法も目にしますが、タイヤは燃やすと有害なガスが発生する可能性があるので避けてください。
ガソリンスタンドやカー用品店の回収サービスを利用するのが一般的です。集められた廃タイヤの9割はリサイクルされ、別の製品として新たに生まれ変わります。
環境の保護や資源の節約につながるので、必ず適切な方法で処分しましょう。
この記事では、バイクのタイヤの処分を中心に解説しています。バイク以外のタイヤの処分方法に関しては、下記の記事をご覧ください。
バイクのタイヤを処分する6つの方法
バイクのタイヤの処分方法を6つに分けて解説します。まだ使用できる状態のタイヤであれば、売却するといった方法もあります。
破棄するなら、販売店やバイクショップ、ガソリンスタンドなどの回収サービスが利用できるので、利用しやすいところを探してみてください。
自治体で処分する
ごく一部の地域ですが、タイヤを回収している自治体もあります。戸別収集だと近隣まで回収に来てもらえるので、該当の地域であれば自治体に収集を依頼しましょう。
回収できるタイヤのサイズを制限している地域もあります。茨城県のつくばみらい市で回収しているのは、タイヤの外径が76cm以内のものに限りますので、お手元のタイヤの外径を確認しておいてください。
埼玉県さいたま市では、一辺の長さが90cm以上のものを粗大ゴミとして1点550円で回収していますが、タイヤは特定適正処理困難物のためこれに当てはまりません。粗大ゴミに該当しないサイズでも有料で回収しており、粗大ゴミとは費用も異なります。
タイヤの処分は地域によってルールが違いますので、お住まいの地域のルールを確認してから処分してください。
タイヤを回収していない自治体でも、回収できる業者を案内している場合があるので、そういった自治体が指定している業者に処分を依頼するのも良いでしょう。
メリット
- 近隣まで回収に来てもらえるケースが多い
- 費用が比較的安い
ガソリンスタンドで引き取ってもらう
ガソリンスタンドでは、使用済みのタイヤの引き取りを行っています。料金設定はスタンドごとに違い、ホイールのあるなしでも変動します。
セルフサービスの店舗は回収サービスを行なっていない場合もあるので、タイヤの回収ができるかどう確認してから持ち込んでください。
バイクショップやカー用品店で回収してもらう
バイクショップや、タイヤを扱っているカー用品店でも、タイヤの回収を受け付けています。タイヤの交換を依頼する場合は、無料で引き取ってくれるショップもあります。
回収のみを依頼する場合、タイヤの大きさやホイールの有無で費用が変わってくるので、複数の店舗に問い合わせて比較すると処分費用を抑えられるでしょう。
メリット
- 交換時なら無料で回収してもらえる
- 適切に処分できる
バイクショップやタイヤ専門店の買取を利用する
まだ使用できる状態のタイヤであれば、売却するのも手です。売れれば処分費用をかけずに処分できるでしょう。
バイクのタイヤは、バイクショップやタイヤ専門店などで買取してもらえます。ただしすり減ったタイヤや、劣化しているものは売却できません。
買取できるタイヤ、できないタイヤをご紹介していますので、「買取できるバイクのタイヤは?」も併せててご覧ください。
デメリット
- 売れる状態のタイヤに限られる
- 買取価格はあまり高くない
フリマアプリで売る
ペイペイモールやメルカリなどのフリマアプリでは、バイクのタイヤも売買されています。出品に手間はかかりますが、未使用品やほとんど使っていない状態のタイヤであれば、タイヤ専門店よりも高く売却できるでしょう。
使用したタイヤは、クレームを防ぐためにも表面をアップで撮った写真を掲載し、タイヤの状態がわかるようにしておいてください。
メリット
- タイヤ専門店より利益を得やすい
- 新品なら定価に近い価格で売れる
不用品回収業者を利用する
バイクのタイヤ以外にも片付けてしまいたいものがあれば、あらゆる不用品をまとめて引き取れる不用品回収業者が便利です。自治体で回収していないコンクリートブロックや土など、ついつい放置しがちなものも一括で処分できるでしょう。
費用が高いイメージもありますが「トラック積み放題」といった定額プランを利用すると、トータルの処分費用を抑えられます。急いで処分した場合は「即日回収」に対応している業者を選びましょう。
メリット
- 自宅まで引き取りに来てくれる
- 自治体で処分できないものの処分が可能
- 様々な不用品をまとめて回収できる
- 急いで処分したい時にも便利
「無料回収」にご注意ください
「不用品を無料で回収します」とアナウンスしている業者もありますが、タイヤを適切にリサイクルしようとすると、どうしても費用がかかります。無料で回収する場合は、怪しいと思ってください。
追加作業の費用と偽って高額な費用を請求されたり、不法投棄のトラブルに巻き込まれる可能性があります。
こういった悪質な業者は無許可で運営しており、業者名や連絡先が不明瞭なケースがほとんどです。不用品回収業者を利用する際は、ホームページの会社情報で、自治体の許可の有無や所在地、連絡先におかしな点はないか事前に調べておきましょう。
バイクのタイヤを処分する費用
バイクのタイヤを処分する費用を、一覧にまとめました。費用も参考にしながら、処分する方法を選んでください。
ガソリンスタンドやカー用品店で引き取ってもらう場合、タイヤの大きさやホイールの有無で料金が変動します。
タイヤの処分費用(※2024年2月現在)
|
自治体で処分する |
1本500〜1,000円ほど |
回収している自治体は限られる |
ガソリンスタンド |
1本300〜1,300円ほど |
スタンドやタイヤのサイズ、ホイールの有無によって変動 |
カー用品店
バイクショップ |
1本300〜1,300円ほど |
ショップやタイヤのサイズ、ホイールの有無によって変動 |
不用品回収業者 |
1本1,000円〜 |
定額プランなら10,000円〜 |
買取できるバイクのタイヤは?
中古品の需要は低いものの、溝が7割以上残っており、劣化していない状態であれば売却できる可能性があります。売却できれば処分費用を抑えられるので、まだ使用できそうなら一度査定してもらうのがおすすめです。
いくらで売却できる?
タイヤ専門店やバイクショップで売却する場合、元々の値段が高いタイヤであれば13〜14インチなら5,000円、15〜16インチなら8,000円ほどで売却できます。需要が高いのは、ブリヂストンやダンロップ、ミシュランといった人気メーカーのタイヤです。
ただし新品に近い状態であれば、フリマアプリの方が高値で売れやすいでしょう。出品や発送に手間はかかりますが、定価に近い値段で売り買いされています。
こんなタイヤは買取できない
使い古したタイヤは、買取の対象外です。「溝が4割以上減っていると買取不可」と提示しているショップもあります。
1万km以上走行しているものやひび割れ、変形があるものも売却できません。
タイヤは経年劣化していくので、新品で使っていない状態でも製造5年以上のものの売却は難しいでしょう。バイクのタイヤは2本セットが基本なので、1本のみの売却も断られるケースがあります。
買い取ってもらえない状態のタイヤ
- タイヤの溝がすり減っている
- 1万km以上走行している
- ひび割れや変形など劣化しているもの
- 新品でも製造から5年を超えるもの
- 片方だけのタイヤ
タイヤの処分なら日本不用品回収センターにお任せください
日本不用品回収センターでは、バイクのタイヤの処分もお任せいただけます。あらゆる品目を回収していますので、処分方法がわかりにくく困っている品があれば、ぜひご相談ください。
即日回収に応じており、連絡いただいてから最短30分で駆けつけます。深夜・早朝も可能ですので「日中は忙しくて処分できない」と言う方にもご利用いただいております。
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日本不用品回収センターの特徴
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- 深夜・早朝の回収にも対応
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バイクのタイヤの処分に関するよくある質問
バイクのタイヤを処分する際に、よくある質問についてお答えしています。タイヤの処分に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
バイクのタイヤの寿命はどのくらい?
メーカーが公表しているバイクのタイヤの寿命は、およそ3〜5年ほどですが、走行距離や、走行する道路の環境によっても変わってきます。走行距離でいうと1〜2万kmを超えたあたりを目安にしてください。溝がすり減り、残りの溝が1.6mm以下になったことを知らせる「スリップサイン」が出ていればタイヤ交換のサインです。
タイヤのゴム自体が経年劣化していくので「あまり乗っていなくてタイヤがすり減っていない」という状態でも、5年を超えているものは交換するようにしましょう。
バイクのタイヤを交換するタイミングは?
使用して4〜5年経っているならばタイヤ自体が劣化しているので、そろそろ交換を検討しましょう。荒い道を走っている場合や、走行距離が長い場合はタイヤのすり減りも早いので、スリップサインを目安に交換してください。
すり減ったタイヤで走行すると滑りやすく大変危険です。
外傷やひび割れなどがある状態や、ガラス片や釘を踏んでパンクした場合もタイヤ交換が必要です。タイヤの異常に気づけるように、定期的に点検を行いましょう。
タイヤを交換するタイミング
- 4〜5年使用している
- スリップサインが出ている
- 外傷やひび割れ、パンクした状態
バイクのタイヤがよく不法投棄されているのはなぜ?
バイクのタイヤは回収していない自治体が多く、処分方法がわかりにくいため人気のない場所に廃棄しているケースが見受けられます。不法投棄したタイヤに引火してしまうと高温になりやすく、消化が難しいため大変危険です。
販売店やガソリンスタンドなどで回収を受け付けているので、適切な方法で処分してください。
タイヤの処分は廃棄物処理法によって定められており、不法投棄すると5年以下の懲役、または1,000万円以下の罰金が課される恐れがあります。
無許可で運営している回収業者に依頼した場合も、不法投棄される可能性があるため注意しましょう。不法投棄した業者だけでなく、依頼した側も罪に問われる可能性があります。
バイクのタイヤを処分する方法 まとめ
バイクのタイヤは、回収していない自治体が多いため、ガソリンスタンドやカー用品店、バイクショップの引き取りサービスを利用して処分してください。
溝があまりすり減っておらず、劣化していないなら買取可能です。バイクショップやタイヤ販売店で売却可能ですが、フリマアプリで出品する方が利益を得やすいでしょう。
バイクのタイヤ以外にも処分したいものがあるなら、あらゆるまとめて回収できる不用品回収業者の利用が便利です。
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