実は、モバイルバッテリーは不燃ごみとして処分できないため、「捨て方がわからない」とお困りの方は少なくありません。
今回の記事では、モバイルバッテリーの処分方法を5つご紹介します。
屋外や出先で携帯電話を充電できるモバイルバッテリーは、電子機器が欠かせなくなった近年の必需品といえます。
不要なモバイルバッテリーを捨てる時の注意点や処分費用についても解説しますので、お悩みの方はぜひ参考にしてください。
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モバイルバッテリーを処分するタイミングはいつ?
モバイルバッテリーの寿命は、リチウムイオン電池の寿命と同じです。
期間でいうと約2年が平均的です。
また、充電サイクルがおよそ300から500サイクルに達すると電池の容量が80%以下になると言われています。
しかし、モバイルバッテリーのサイクル残量をいちいち数えて利用する方は少ないのではないでしょうか。
体感的に充電時間が長くなったなと感じたり、バッテリーの残量の減りが早いと感じたりしたときは処分を検討するタイミングと考えてよいでしょう。
古いモバイルバッテリーを使い続けると、発火や膨張の原因となることもあるので、少しでも異変を感じたら処分を検討することをおすすめします。
すぐにモバイルバッテリーを処分すべき見極めポイント
ここではすぐにモバイルバッテリーを処分すべき見極めポイントを紹介します。
下記の状態のモバイルバッテリーを使い続けると、火災の原因になることがあるので危険です。
令和元年7月、消費者庁によりモバイルバッテリーによる発煙、発火、火災などの事故が報告されています。
また、体感的に電池の減りが早くなった気がするけど、まだ使えそうなので処分に踏み切れない、目視でわかる見極めポイントが知りたい方は参考にしてください。
電池が膨張している
電池が膨張している場合は発火の可能性が高くなるので、すぐに処分しましょう。
モバイルバッテリーの膨張は、内部の電池からガスが溜まることで起こります。
そのまま使い続けると破裂にともなう発火のリスクがあるので、すぐに手放すことをおすすめします。
すぐに熱くなる
モバイルバッテリーがすぐに熱くなるのは、リチウムイオン電池が劣化している証拠です。
リチウムイオン電池が劣化すると、電解質の酸化が起こり、ガスが発生します。
放置するとバッテリーが内部から膨張してしまうので早めに処分を行いましょう。
変色している
モバイルバッテリーに変色が見られる場合やいつもと違って以上を感じた場合は使用を中止するよう消費者庁により注意喚起が行われています。
モバイルバッテリーがいつもと違う様子が見られた場合は、すぐに処分を行いましょう。
異臭がする
モバイルバッテリーの異臭は甘い匂いがすることが特徴として挙げられます。
異臭の原因はリチウムイオン電池の電解液のにおいです。
電解液の液漏れが原因だった場合、体内に入ると有害なため危険です。
リチウムイオン電池の電解液は、消防法による危険物に分類されています。
異臭がした場合は製品ごと頑丈な容器に入れて、購入先に問い合わせて処分法を検討しましょう。
モバイルバッテリーの処分方法5選を解説
モバイルバッテリーを処分する方法を、5つに分けて解説します。
それぞれの方法のメリットやデメリットも合わせて記載しておりますので、状況に合わせて処分方法を選択してください。
モバイルバッテリーの捨て方
- ホームセンターや家電量販店の回収ボックスに入れる
- 製造メーカーに引き取ってもらう
- リサイクルショップに買い取ってもらう
- フリマアプリやネットオークションで売却する
- 不用品回収業者に回収してもらう
モバイルバッテリーの処分を依頼する
ホームセンターや家電量販店の回収ボックスに入れる
充電式のタイプはリチウムイオン電池などが使用されているためリサイクルが推奨されており、自治体で一般ごみとして捨てることができません。
リサイクルマークがついているものであれば、自治体の施設やホームセンターに設置されている回収ボックスに入れるようにしましょう。回収ボックスは、下記のような所に設置されています。
モバイルバッテリーの回収ボックス設置場所
- 市役所など自治体の施設
- ケーズデンキやヨドバシカメラなどの家電量販店
- カインズやコーナンなどのホームセンター
- イオン、イトーヨーカドーなどの大型スーパー
劣化が進んで膨らんでしまったものは回収ボックスに入れることができませんので、自治体や製造メーカーに処分方法を確認する必要があります。リサイクルマークがついていないものについてはリサイクルの対象になるものとそうでないものがあるため、製造メーカーへの確認が必要です。
乾電池式のものは、乾電池と本体を分別して燃えないゴミとして捨てることができます。他の金属と触れ合うと発火する恐れがあるため、絶縁して処分しましょう。
回収ボックスに入れるメリット・デメリット |
【メリット】
無料で処分できる
手間が少ない |
【デメリット】
設置してある場所まで持って行く必要がある
劣化状況や種類によっては入れられない |
モバイルバッテリーを回収している店舗
なお、ヤマダ電機でモバイルバッテリーを処分する方法ではモバイルバッテリーをヤマダ電機に引き取ってもらう方法について解説しています。
店舗や時期により対応が異なる可能性がありますので、来店の前に電話などで確認を行うのがおすすめです。
製造メーカーに引き取ってもらう
劣化してしまい膨らんだり熱を持ったりしているものは、リサイクルボックスに入れることができません。製造メーカーに連絡し、回収してもらうことになります。
メーカーによっては回収対応ではなく、処分方法を指示される形になりますので、その際は指示に従って処分しましょう。
一部の家電量販店でも、劣化したモバイルバッテリーの引き取りを行っています。店舗によって対応は様々ですので、お近くに家電量販店がある場合は一度問い合わせてみましょう。
製造メーカーに引き取ってもらう時のメリット・デメリット |
【メリット】
劣化したものを引き取ってもらえる |
【デメリット】
メーカーによって対応が違う |
リサイクルショップに買い取ってもらう
まだ使用できる状態の物であれば、リサイクルショップで売却することができます。リサイクルショップであれば、査定してもらった当日に換金することが可能です。
リサイクルショップに買い取ってもらう時のメリット・デメリット |
【メリット】
売れれば収入になる
即日換金可能 |
【デメリット】
売却できる状態のものに限る |
フリマアプリやネットオークションで売却する
売却する方法としては、フリマアプリやネットオークションを利用する方法もあります。
フリマアプリやネットオークションに出品する手順
- 出品したいモバイルバッテリーをカメラで撮影する
- 説明文を記入する
- 金額や期間などを指定する
- 落札されたら落札者とやりとりする
- 入金確認後に梱包し発送する
写真撮影や商品説明文の作成などの手間が出品時にはかかりますし、発送や交渉のやり取りなど何かと労力はかかりますが、自分の好きな価格に設定することが可能です。
購入者の手元に届いた際に正常に作動しなければ、金額は支払われません。出品時にはしっかりと動作確認し、発送中に破損することのないようしっかりと梱包するようにしましょう。
フリマアプリやネットオークションで売却する時のメリット・デメリット |
【メリット】
売れれば収入になる
自分の好きな金額に設定できる |
【デメリット】
出品や交渉・発送に手間がかかる
売却できる状態のものに限る |
不用品回収業者に回収してもらう
膨らんでしまっていたり、リサイクルマークがなく分別方法がわからなかったりして回収ボックスに入れられない場合は、不用品回収業者に依頼すると処分してもらえます。
電話した当日に回収してくれる業者も多く、面倒な手続き等は必要ありません。回収ボックスがお近くにないような場合も、引き取りに来てくれるため回収ボックスを探す手間も省けます。
モバイルバッテリーだけを引き取ってもらうこともできますが、他にも処分方法がわからない不用品があればまとめて回収してもらいましょう。
不法品回収業者に依頼するメリット・デメリット |
【メリット】
処分方法がわからない物も引き取ってもらえる
対応が迅速 |
【デメリット】
比較的費用が高額 |
モバイルバッテリーの処分を依頼する
悪徳業者にご注意ください
不用品回収業者の中には、悪徳業者と呼ばれるような悪質な業者も紛れています。
法外な費用を請求されることもありますので、事前に見積もりを取り、本来必要のない費用を請求されないか確認しておきましょう。
「一般廃棄物処理業許可」や「古物商許可」を取得している業者は、自治体の許可を得て営業している信頼できる業者ですので、依頼する前はそれらを取得しているか確認するようにしてください。
ネットなどで口コミや評判を確認しておくことも大切です。
モバイルバッテリーを捨てる時に注意すること
モバイルバッテリーを捨てる時の注意点についてまとめましたので、処分する際の参考にしてください。
モバイルバッテリーを捨てる時の注意点
- 充電式電池やバッテリーは燃えないゴミで処分できない
- モバイルバッテリーの電池の種類をチェック
- 膨張しているものはリサイクルボックスに入れない
モバイルバッテリーの処分を依頼する
充電式電池やバッテリーは燃えないゴミで処分できない
充電式のモバイルバッテリーは、現在ではリチウムイオン電池が使用されているものが主流です。リチウムイオン電池が使用されているものはリサイクルが推奨されており、自治体の燃えないゴミ等に出すことができません。
大型スーパーや家電量販店に設置されているリサイクルボックスに入れるようにしましょう。
乾電池式のモバイルバッテリーの場合は、電池と分別して自治体のごみに出すことができます。他の金属ごみと触れ合ってショートしないよう、絶縁してから処分してください。
注意点
- リチウムイオン電池式のモバイルバッテリーは自治体ごみに出せない
- リチウムイオン電池式はリサイクルボックスに入れて処分すること
- 乾電池式のモバイルバッテリーは自治体のごみに出せるがショートしないよう絶縁する
モバイルバッテリーの電池の種類をチェック
モバイルバッテリーを処分する前に、電池の種類をチェックしてください。リチウムイオン電池の他にもニカド電池やニッケル水素電池が使用されているものはリサイクルの対象となっており、リサイクルマークが表示されています。
リサイクルマークがついているモバイルバッテリーはリサイクルボックスに入れて回収してもらいましょう。
リサイクルマークの表示がなく処分方法がわからない場合は、自治体、もしくは製造メーカーで処分方法を問い合わせる、もしくは不用品回収業者に処分を依頼する形になります。
膨張しているものはリサイクルボックスに入れない
モバイルバッテリーが劣化してくると、本体が熱くなったり膨らんでしまったりします。そのような状態になると発火する恐れがあり大変危険です。
膨らんだり熱を持ったりしたものはリサイクルボックスには入れられませんので、製造メーカーや販売店に回収を依頼するか、不用品回収業者に処分を依頼するようにしましょう。
JBRC非加入メーカーはリサイクルボックスで回収できない
JBRCに加入している企業性の小型充電式電池であれば、モバイルバッテリーを回収してもらえますが、海外製のモバイルバッテリーの場合はJBRCに加入していない場合が多く、引き取ってもらえないことがあります。
JBRCに加入している企業はこちらから一覧で確認することができるので、まずはお手持ちのモバイルバッテリーのメーカーを確認してみてください。
また、解体された充電パックや、リサイクルマークのないモバイルバッテリーはリサイクルボックスで回収してもらえない場合があります。
大手家電量販店では独自にモバイルバッテリーを回収してもらえる場合もありますが、店舗によって対応が異なるので注意しましょう。
リサイクルボックスに入れる前に確認してから引き取ってもらうことをおすすめします。
モバイルバッテリーの処分にかかる費用を解説
回収ボックスに入れる場合は特に費用がかかりませんが、不用品回収業者に依頼する際は処分費用がかかります。不用品回収業者でモバイルバッテリーの処分を依頼する場合、費用の相場は500~1,500円ほどです。
業者によって処分費用に違いがありますので、相見積もりを取り比較してから依頼するのがおすすめです。
家電量販店でモバイルバッテリーを処分するには?ヤマダ電機やエディオンの対応状況
お近くの家電量販店でモバイルバッテリーを処分できるかお困りの方に向けて、各社の対応状況をまとめました。
家電量販店 |
回収可否 |
膨張した製品の
回収可否 |
リサイクルマークの無い
製品の回収 |
モバイルバッテリー
回収料金 |
ヤマダ電機 |
〇 |
✕ |
✕ |
無料 |
ケーズデンキ |
〇 |
✕ |
✕ |
無料 |
エディオン |
〇 |
✕ |
✕ |
無料 |
ビックカメラ |
〇 |
✕ |
✕ |
無料 |
ヨドバシカメラ |
〇 |
✕ |
✕ |
無料 |
ジョーシン |
〇 |
✕ |
✕ |
無料 |
ノジマ |
〇 |
✕ |
✕ |
無料 |
※店舗によって対応状況が異なるので、必ず事前にお問い合わせください。
モバイルバッテリーの処分なら日本不用品回収センターへ
モバイルバッテリーの処分でお困りの方は、日本不用品回収センターにご相談ください。回収ボックスに入れられない物や、処分方法がわからないものなどお電話1本でお引き取りさせていただきます。
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現在、
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モバイルバッテリーの処分についてよくある質問
「モバイルバッテリーを捨てたい」と思った時に、お困りの点はありませんか?処分する方法についてよくある疑問や質問をまとめましたので、参考にしてください。
リチウムイオン式のモバイルバッテリーは回収ボックスに入れてもいいの?
リチウムイオン式のものは、資源有効利用促進法に則りリサイクルが推奨されています。
自治体では処分できませんので、ホームセンター、もしくは家電量販店や市の施設などに設置されている回収ボックスに入れて処分しましょう。劣化して膨張したものは、回収ボックスに入れることができませんのでご注意ください。
膨張したモバイルバッテリーはどうやって捨てたらいい?
モバイルバッテリーは使用し続けていると劣化してしまい、熱をもったり膨張したりしてしまいます。膨張しているモバイルバッテリーは、リサイクルボックスに入れられません。
基本的には、製造メーカーに問い合わせて回収してもらう形となります。
一部の家電量販店では劣化してものを引き取ってくれますので、お近くに家電量販店がある場合は問い合わせてみましょう。不用品回収業者に依頼するのもおすすめです。
モバイルバッテリーの回収ボックスはどこにあるの?
回収ボックスの設置場所としては、市役所などの自治体の施設や大型スーパー、家電量販店、ホームセンターなどがあります。
破損したモバイルバッテリーの捨て方は?
破損したモバイルバッテリーは、自治体のごみ収集に出す必要があります。
回収方法は自治体によって異なるため、自治体の案内に従って処分を行うようにしましょう。
回収が行われるまで保管しなければならない場合は、処分するモバイルバッテリーの近くに可燃物を置かないようにして、充電コネクターや本体が濡れない位置に保管してください。
ゴミに出すときに誤って可燃物やプラスチックごみと出して廃棄すると、清掃車に押しつぶされることにより火災に繋がる危険性があります。
破損したモバイルバッテリーを処分する際は、特に気を付けて保管と処分を行うようにしてください。
モバイルバッテリーを捨てる時は放電した方がいいですか?
膨張や破損のないモバイルバッテリーを処分する場合は放電してから捨てましょう。
放電することで発火の危険性を減らし、安全に処分することにつながります。
ただし、膨張や破損のあるモバイルバッテリーの場合は発火の恐れがあるので放電しないようにしてください。
また捨てる前に絶縁テープやビニールテープを使って、USB端末がむき出しになっているところを塞ぐことでゴミ捨て場での事故を防ぐことに繋がります。
モバイルバッテリーを捨てる際は、事故が起こらないように注意して行いましょう。
まとめ|モバイルバッテリーを処分する方法
モバイルバッテリーは、処分する際に使用されている電池の種類を確認しましょう。乾電池式のものであれば、乾電池と分別して自治体で燃えないごみとして処分することができます。
その場合も、他の金属と接触してショートしないように絶縁してから処分してください。
リチウムイオン電池式のものなど充電式の物であれば、リサイクルが推奨されているため自治体で処分することができません。リサイクルマークのあるものはホームセンターや家電量販店、大型スーパー、自治体の施設などに設置されている回収ボックスに入れて処分してください。
劣化して膨張したものや熱を持っているものであれば、製造メーカーや自治体に問い合わせて処分方法を確認しましょう。
「処分方法がわからない」「早く処分したい」という時は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。状況に合わせてより良い処分方法を選んでください。
モバイルバッテリーの処分を依頼する
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