衣替えや年末の大掃除で衣類を大量に処分したい時など、そのまま捨てていいのか躊躇してしまいますよね。「自分は着なくなったけど、まだまだキレイな服」や「数回着ただけで、サイズアウトした子供服」などは捨てるのがもったいないと感じる方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、衣類の処分方法を7つに分けてご紹介します。大量に処分したい場合や、捨てるのがもったいない良い状態の服を手放す方法などシーン別にも解説いたしますので、衣類の処分でお困りの方は参考にしてください。
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衣類を処分する方法7選
衣類を処分する方法を、7つに分けて解説します。それぞれの方法のメリットやデメリットについても紹介いたしますので、参考にしてください。
自治体の可燃ゴミの日に出す
基本的には衣類は可燃ごみとして処分できます。自治体によっては資源ごみとして出すよう定められていますので、自治体の指示に従ってください。
自治体によっては、1回で出せるゴミ袋の量が決まっています。複数回に分けて処分するのが難しければ、資源回収ステーションの活用や、不用品回収業者に回収を依頼するのがおすすめです。
自治体の可燃ゴミの日に出すメリット・デメリット |
【メリット】
処分する手間が少ない |
【デメリット】
大量の場合は捨てるのが大変 |
資源ゴミ回収ステーションを活用する
古紙などを回収している地域の資源ゴミ回収ステーションでは、衣類の回収も同時に行っているところがあります。回収ステーションが開いている時間帯であればいつでも処分できますし、大量の衣類も一度に処分することが可能です。
下記のような汚れた衣服は回収されません。汚れているものは、可燃ごみとして処分してください。
資源ごみとして回収できない衣類
- 汚れが付いている
- 強い臭いが付いている
- 濡れたじょうたいのもの
- カビているもの
資源ゴミ回収ステーションを活用するメリット・デメリット |
【メリット】
回収ステーションが開いていればいつでも処分できる
大量の衣類も処分できる |
【デメリット】
運び出しが必要
汚れているものは回収の対象外 |
リサイクルショップで売却する
まだまだ着れる状態で捨てるのがもったいないような衣類は、リサイクルショップで買い取ってもらうのもおすすめです。
ブランド品や人気メーカーの衣類以外はほとんど値段がつきませんが、即日現金化できるというメリットもあります。大量に査定して欲しいものがあるなら、出張買取の利用が便利です。
リサイクルショップで売却するメリット・デメリット |
【メリット】
即日現金化
出張買取 |
【デメリット】
ブランド品以外はほとんど値が付かない |
フリマアプリで売却する
リサイクルショップで思ったような値段で引き取ってもらえなかった場合、メルカリなどのフリマアプリで売却するのがおすすめです。出品や交渉の手間はかかりますが、自分の好きな販売価格を提示することができます。
衣服だけであれば送料は210~230円ほどですので、利益を得やすいのもメリットです。
直ぐにサイズアウトしてしまう子供服や、1~2回しか着る機会のないイベント用の服などは取引が盛んです。大人用のものはスポーツウェアなどが良く取引されていますので、「スポーツを初めて見たけどあまりハマれなかった」といった方はフリマアプリを活用して売却するのも良いでしょう。
フリマアプリを活用するメリット・デメリット |
【メリット】
販売価格を決められる
衣服のみなら送料も安い |
【デメリット】
出品や交渉、発送の手続きなどに手間がかかる
直ぐに売れるとは限らない |
フリーマーケットに出店する
衣服を売却する方法としては、リサイクルショップやフリマアプリ以外にフリーマーケットに出店するといった方法があります。店番や出店準備などに手はかかりますが、1度にたくさんの衣類を見てもらえるため、1点1点出品して発送する必要はなくなります。
フリーマーケットは、出店するイベントによって出店料は違いますので事前に確認しておきましょう。無料で出店できるところもありますが、基本的にはイベントの規模が大きく集客が望めるイベントほど出店料が高くなります。
衣類の売却だけでは出展料が賄えないような時は、高値で売却できそうな食器や家電などその他にも出品できるものがあると良いですね。「手作り品」のみを販売できるハンドメイドマーケットだと古着は販売できません。中古品の販売がOKなフリーマーケットを選んでください。
フリーマーケットに出店するメリット・デメリット |
【メリット】
大量の衣類を一度に見てもらえる
地元の方と交流しながら品を渡せる |
【デメリット】
出店料が必要
出店準備や店番が必要 |
販売店の回収サービスを利用する
ユニクロや無印良品では、自社製品の衣類を回収するボックスを店舗に設置しています。
着ることができるものは難民キャンプや被災地の支援に使用され、その他のものは手を加えて新たな衣服としてリユースされます。「そのまま処分するのはもったいない」という方は活用しましょう。
他社の製品は回収ボックスに入れることができません。リサイクルされるため、汚れや臭いが酷いものは入れないでください。
店舗別回収ボックス対象衣類
【ユニクロの回収ボックスに入れられる衣類】
【無印の回収ボックスに入れられる衣類】
- 無印良品の衣類(下着を除く)
- タオル
- シーツ
- カバー類
販売店の回収サービスを利用するメリット・デメリット |
【メリット】
無料で処分できる
捨てるのがもったいない衣類をリサイクルできる |
【デメリット】
他社の服は入れられない
汚れがひどいものは対象外 |
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者は、不燃ゴミや可燃ゴミに関わらず、日常のありとあらゆる不用品を回収してくれます。大量の衣類を処分したい時はもちろん、ワードローブやチェストなど他にも処分したい不用品がある場合は、まとめて処分を依頼することもできます。
電話1本でその日のうちに自宅まで回収に来てくれる業者も多いため、運び出しが難しい時や急いで処分したい時に便利です。
不用品回収業者を利用するメリット・デメリット |
【メリット】
即日回収に来てくれる
量が多い時もまとめて処分可能 |
【デメリット】
費用が比較的高い
一部悪質な業者がある |
悪質な業者には注意!
数ある不用品回収業者の中には、悪質な業者も紛れています。そういった業者は業者名や会社の所在地が不明瞭です。よくわからない業者には依頼しないようにしましょう。
町中で無料回収を案内しながら走っているトラックや無料回収のチラシを配っている業者には要注意です。回収した後に法外な費用を請求されたり、不法投棄のトラブルに巻き込まれる可能性があります。
依頼する前にホームページなどで「一般廃棄物処理業許可」や「古物商許可」を取得しているかどうか確認しておきましょう。ネットで口コミを調べ、悪評がないか調べておくことも大切です。
衣類の処分にかかる費用は?
自治体の一般ゴミや資源ゴミ回収ステーションを活用する場合、費用はかかりません。
不用品回収業者で衣類を回収してもらう場合、ゴミ袋1つ分で500~1,000円ほどが目安です。他にも回収して欲しい不用品がある場合は、定額制プランを活用するとお得に利用できます。
衣類の処分にかかる費用(※2023年3月現在) |
資源ごみ回収ステーションを利用する |
無料 |
販売店の回収サービスを利用する |
無料 |
寄付する |
無料(ただし配送料は自己負担) |
自治体でゴミの日に出す |
無料 |
不用品回収業者 |
単品 500~1,000円
まとめて処分 10,000~20,000円 |
【シーン別】おすすめの衣類の処分方法
衣服の処分方法を、シーンに分けてご紹介します。「大量に処分したい時はどうしたらいい?」「手放す時になるべく利益を得たい」という方は参考にしてみてください。
【シーン別】おすすめの衣類の処分方法
- 大量に処分したい
- 極力利益を得たい
- なるべく手間をかけずに処分したい
大量に処分したい
大量の衣類を処分したい場合は、資源ゴミ回収ステーションを利用しましょう。一度に大量の衣類を持って行くことができます。
資源としてリユースできない状態の衣類が多い場合や、運び出しが難しい場合は不用品回収業者に依頼しましょう。自宅まで直接不用品を引き取りに来てもらえます。
極力利益を得たい
極力利益を得たい場合は、フリマアプリに出品しましょう。リサイクルショップでは古着にあまり査定がつきませんが、フリマアプリであれば自分の思う価格に設定できます。
リサイクルショップに比べると出品や発送に手間がかかりますが、その分多く利益を得ることができます。より高値で売りたいという時は、写真も丁寧に取り、商品情報もサイズや洋服のメーカーをしっかりと書き込みましょう。
なるべく手間をかけずに処分したい
なるべく手間をかけずに処分したいのであれば、自宅まで直接引き取りに来てくれる不用品回収業者への依頼が便利です。断捨離や遺品整理などで衣類以外にも不用品が多数ある場合も、一緒にまとめて引き取ってもらえます。
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衣類の処分に関するよくある質問
衣類の処分に関してよくある質問をまとめました。衣類の処分について疑問がおありの方は、参考にしてください。
衣類の処分に関するよくある質問
- 大量の衣服を処分したい時はどうしたらいい?
- いらない衣類って寄付できるの?
- いらない服を引き取ってくれる人を探したい
大量の衣服を処分したい時はどうしたらいい?
大量の衣類を一度に処分したい時は、資源ゴミ回収ステーションを利用しましょう。回収ステーションが回収されている時間帯であれば、いつでも衣類を持ち込むことができます。
回収ステーションでは資源ごみとして回収されるため、汚れているものや濡れている衣類は持ち込めません。処分したい衣類が汚れていて資源ごみとして出せない場合や、持ち出しが難しければ不用品回収業者に引取りを依頼しましょう。
費用をかけずに処分したいのであれば、複数回に分けて自治体の可燃ゴミに出してください。
いらない衣類って寄付できるの?
衣類の寄付を募っている団体は多数ありますので、「捨てるのはもったいない」という衣類がある方は検討してみてください。
下記のような施設や団体が衣類の寄付を募っています。
【衣類の寄付を募っている団体】
- 児童養護施設
- 女性シェルター
- ホームレスを支援する団体
- 発展途上国を支援する団体
支援先に配送する費用は、ほとんどの場合自己負担となります。施設によって求められる衣服は異なりますので、事前に連絡を取るか、ホームページをチェックするようにしましょう。
下記のような衣類は寄付できませんので、ご注意ください。
寄付できない衣類
- 汚れやシミ・臭いが付いている、穴が開いたり傷んだりしている
- 体操服やユニフォーム、企業の作業着など
- 名前が書かれているもの
- 派手過ぎるもの
- サイズが極端に大きい・小さい
- 下着や靴下は新品でないものは不可
いらない服を引き取ってくれる人を探したい
ジモティーなど地元の不用品譲渡サービスでは、「農作業に使用したい」「年老いたペットに使用する」などの理由で「いらない衣服を譲って欲しい」という方が多数いらっしゃいます。
「それ程使用感や汚れがなく捨てるのはもったいない」、かと言って「メーカーやデザイン的に売却するほどでもない」と処分に悩んでいる衣服があるのであれば、ジモティーを活用して譲渡すると喜ばれます。
衣類を処分する方法 まとめ
まだ使用できる状態の衣類であれば、リサイクルショップやフリマで売却するのがおすすめです。少しでも利益を得たいのであれば、出品や交渉は手間ですがフリマアプリを活用して売却しましょう。
「捨てるのはもったいない」と感じるものは、寄付する先を探す、もしくはジモティーで引き取り手を探すという方法もあります。
大量の衣類を処分したいのであれば、資源ゴミ回収ステーションに持ち込み、もしくは不用品回収業者に引取りを依頼しましょう。処分したい衣類の状態に合わせて、処分方法をお選びください。
執筆者