「星降る里」とよばれるほど、日本で有数の星が綺麗に見える北海道芦別市。壮大な大地や森林・滝がある自然豊かな地域です。
大自然に囲まれた日常が過ごせるほか、移住支援も充実しているため人気の高いエリアです。
本記事では、北海道芦別市の魅力や移住支援について紹介します。地方移住に興味のある方は、参考にしてください。
北海道芦別市とは?
まずは北海道芦別市の基本的な情報について紹介します。
所在地 |
北海道のほぼ中心地 |
人口 |
総人口:11,513人
世帯数:6,815世帯(※令和6年2月) |
面積 |
約865.04㎡ |
大都市へのアクセス |
【車】札幌まで約1時間40分
千歳空港まで約2時間
旭川空港まで約1時間10分
【電車】札幌駅まで約1時間40分 |
気候 |
1月:平均気温-6.4°
8月:平均気温21.4° |
芦別市は北海道のほぼ中央に位置し、面積は道内でもトップを争う大きさです。面積の約89%が森林という、山々に囲まれた盆地に生活圏があります。道内でも温暖な地域のため、寒い冬での暮らしが心配な方でも、比較的暮らしやすい環境と言えるでしょう。
北海道芦別市の魅力
ここからは芦別市の魅力を4つ紹介します。
芦別市の魅力
- 豊かでのどかな風土が特徴
- 炭鉱時代が残す多くの遺産が有名
- 子ども一人ひとりに寄り添える生活環境
- 札幌から車で30分
以下で詳しく解説していきます。
豊かでのどかな風土が特徴
芦別市は広大な自然が楽しめる立地です。
ため息が出るほど美しい芦別市の星空や雲海、リスのような野生動物にも遭遇できます。
春には山菜採り、夏は川釣りや景勝地の三段滝・夫婦滝で大地の恵みを感じ、冬には凍ったダムでワカサギ釣りやウィンタースポーツと、四季折々で楽しめます。
炭鉱時代が残す多くの遺産が有名
「炭鉱のまち芦別」ともいわれていた芦別市。1897(明治30)年より石炭が掘り始められ、1992(平成4)年に石油へのエネルギーの転換により炭鉱はなくなりました。しかし、今でも多くの炭鉱遺産が残っています。
日本遺産にも選ばれた「炭鉄港」「星槎大学(旧頼城小学校)校舎及び体育館」「旧三井芦別鉄道炭山川橋梁」は芦別を代表する炭鉱遺産です。
観光物産センターの隣にある「星の降る里百年記念館」では、芦別市のあゆみや炭鉱町長屋の暮らしを感じることができます。
子ども一人ひとりに寄り添える生活環境
地方での子育てのメリットとしては、自然の中でのびのびと穏やかに成長できることです。
芦別市では子育て世帯へのサポートが手厚いのもポイントです。子育てサロンやサークルを含むコミュニティが多く、コミュニケーションの中で悩みや不安を解消できるよう促進しています。
保育 |
市立保育所:1所
私立認定こども園:1所
私立幼稚園付属保育園:1所 |
学校 |
小学校:2校
中学校:1校
高校:道立1校
通信制1校
専修学校:私立1校 |
決して多くはない教育環境ですが、一人一人に寄り添いながら成長を見守れる環境は、地方ならではと言えるでしょう。
札幌から車で約100分とアクセス便利
芦別市は北海道の真ん中に位置するため、道内の移動がしやすく生活面でも安心できます。
隣接する富良野や美瑛といった観光名所にもアクセスがよく、札幌まで車で約1時間40分のエリアです。旭川空港までも70分の距離のため、道外へのアクセスもしやすいことは心強いです。
北海道芦別市の移住関連支援制度
ここからは芦別市の移住関連支援制度について見ていきましょう。
移住関連支援制度
- 移住・定住支援金
- 住宅・分譲支援
- 就業支援
- 子育て支援
芦別市は移住支援が充実していると評判で、人気の高いエリアです。移住後の生活の参考にしてください。
移住・定住支援金
移住支援としては、東京圏から芦別市に移住をした方に移住支援金が支給される『UIJターン新規就業支援事業』が用意されています。
芦別市が特に力を入れており、新規就業の促進を目的とした制度です。
対象となる移住理由は以下です。
- 就業
北海道マッチングサイトに移住支援金の対象として掲載する求人に就業した方
- 起業
北海道から1年以内に地域課題解決型企業支援事業補助金の交付決定を受けた方
- テレワーク
所属先からの命令ではなく自己意思から移住し、芦別市を生活の本拠とする方
- 関係人口
(芦別市出身者または芦別市にふるさと納税をしたことのある人で市内で起業もしくは就業した方)
【制度内容】
単身での移住の場合 |
60万円 |
世帯での移住の場合 |
100万円 |
補助対象者が18歳未満の世帯員と移住する場合 |
18歳未満の世帯員1人につき30万円加算 |
東京圏内から移住を検討している方には、背中をおすきっかけとなりそうな制度です。
住宅・分譲支援
住宅・分譲支援には以下の制度が用意されています。
芦別市住宅支援制度
- 持ち家取得奨励事業
移住定住促進策として、住宅(新築・中古)を取得した方に奨励金が交付されます。
- 賃貸住宅家賃助成
家賃の金額から住宅に関する手当額を除いた額(上限3万円60ヶ月)の助成
- 空き家・空き地情報バンク
住宅が持ち家・賃貸それぞれに制度が用意されているため、これらを利用するとお得に移住ができます。
就業支援
芦別市では就業支援として以下の取り組みが行われています。
芦別市就業支援
- ふるさと就職奨励金
芦別市の事業所に就職した労働者に5年間で50万円の地域限定商品券が交付されます。
- 新規就農者支援制度
農業経営や就職検討者をサポートする制度があります。農業体験実習(日給の奨励金あり)農業実習(1年以上2年以下で助成金を受けながら実習を受講可能)
- 芦別市企業復興事業補助金交付制度
新しいことに挑戦したい事業主向けに10~200万円の補助金が支援されます。事業内容ごとに具体的な助成内容の開示が必要です。
手厚い支援が用意されているため、テレワークでなくても市内の就業先も多く存在します。
子育て支援
芦別市で主に行われている子育て支援は以下の通りです。
芦別市子育て支援制度
- 出産支援制度
出産御祝い金として市内限定商品券10万円の贈呈
- 第3子以降の幼稚園、保育料補助事業(全額補助)
第3子以降の保育料無料化事業
- 芦別市特定不妊治療費助成事業
北海道の助成事業による助成金を控除した額の助成※1回の治療につき15万円(初回30万円)が限度
出産に対応している産婦人科が市内にないものの、車で30分~1時間程度のところに診療科があります。市立病院には暮らしに欠かせない施設が充実しているため、不便を感じることは少ないようです。
北海道芦別市での暮らし
ここからは芦別市の暮らしについて3つ紹介します。
以下で詳しく解説していきます。
芦別市のごみ分別ルール
ここではごみの分別について解説します。
分類方法
- 生ゴミ
- 一般ごみ
- 粗大ごみ
- 缶
- ビン
- ペットボトル
- 紙製の容器包装
- プラスチック製容器包装
- 紙パック、段ボール
- 新聞書籍
芦別市では専用の指定ゴミ袋があります。ごみの種類で袋の色が違うため、間違えないようにしましょう。これらはコンビニ・郵便局・スーパーなどの小売店で販売されており、手軽に購入ができます。
芦別市の住まい情報
芦別市には在宅ワークを応援する支援金制度もあります。先ほど紹介しましたが、詳細は公式サイトにて確認しましょう。
- 芦別しごとナビ
市独自の求人情報サイトで、移住前のお試し期間として仕事を探している人にも人気です。
芦別市のおすすめスポット
- 芦別温泉
満足度の高い温泉施設です。2019年12月にリニューアルされたため、比較的新しくきれいで清潔感たっぷりです。
- 三段滝公園
自然や大地の良さが分かる公園です。駐車場があるのも嬉しいポイントです。
- 大橋さくらんぼ公園
家族で楽しめる果樹園です。木が低いため、小さなお子さまでも一緒に参加できます。
- 旭が丘公園
サル・ポニー・モルモットをはじめとする小動物がたくさん生息しています。ミニ無料動物園として有名です。
まとめ
芦別市は移住支援が充実しており、移住先として大変人気の高い地域です。子どもものびのびと成長する過程が見られるでしょう。
自然に囲まれながらも、利便性を損なわない暮らしが実現できるため、気になる方は下見をするのもおすすめです。
また、移住に関して気になる方は以下で質問や詳細を問い合わせできます。まずは気軽に問い合わせてみましょう。
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